Product - Hirokoi
複雑なステークホルダーの間に立ち
ユーザー起点で紐解いていく
Product Manager / Lead Designer
2025.06 - 2026.02
代表 / PdM / セキュリティ・インフラエンジニア / マーケティングアドバイザー(元大手CMO) / 銀行ご担当者 / 県庁サポート役
競合リサーチとユーザーイディオムの抽出 / SWOTに基づく機能拡張 / プロトタイプ検証による機能取捨選択 / ブランドコンポーネントの構築 / 販促デザインの作成
00. 概要(Project Overview)
産官学金が連携する、地域特化型マッチングアプリ
広島銀行様が出資し、地方創生・人口減少といった社会課題の解決をダイレクトな目的とした広島特化型の新規マッチングアプリ開発プロジェクト。その公共性と事業ポテンシャルから、広島県庁が運営するベンチャー支援事業「ひろしまユニコーン10」にも採択されるなど、強力なステークホルダーによるバックアップを受けた大規模な0→1立ち上げ案件です。
01. 課題(Problem)
地方特化ニーズの創出と、銀行水準セキュリティの両立
前例のない地方創生マッチングアプリにおいて、地方特有の隠れたニーズを吸い上げ「独自の競合優位性」へと昇華させることが求められました。同時に、出資元の銀行にとっても初の試みとなるため、堅牢なセキュリティ要件(ISM認証など)の要求が非常に重く、それらと「スムーズなUX」のバランスをどう成立させるかが最大の課題でした。
02. 体制(System & Environment)
不確実性に適応するFigmaコンポーネント基盤の構築
要件が不確定で目まぐるしく変わる環境下において、デザインを柔軟かつ即座に変更できるアジャイルな体制が必要でした。そのため、まずはFigma上でUIのコンポーネント基盤を先行して構築し、ステークホルダー間で完成イメージを常に共有できる状態を担保。変化し続けるビジネス要件に対して、最速で対応・修正できるデザインシステムを確立しました。
03. 仮説(Hypothesis)
イディオム抽出と、SWOTに基づく「理想のUI」の構築
まずは徹底的なリサーチを行い、ユーザーが慣れ親しんだモダンなアプリのスタンダードを「体験のイディオム(文脈)」として抽出しました。その上でSWOT分析を用いて機能を拡張。性格診断、飲食店クーポン、AIアシスト、身バレ防止、ローカルトークなど、100以上のアイデアを発散・構築し、仮説としての「理想のUIフロー」を組み上げました。
04. 検証(Verification & Pivot)
プロトタイプ検証と、生の声に基づく取捨選択
Figmaでインタラクティブなプロトタイプを構築し、ターゲット層へのユーザーヒアリングを実施。生の声と実装要件の再評価に基づき、機能の意思決定を行いました。当初の目玉機能だった「クーポン」や「汎用AIアシスト」は、よりシャープな体験を作るために削除・特化する決断を下し、逆に地方特有のペインである「身バレの恐怖」を払拭するブロック機能は、最優先のコア要件としてさらに強化しました。
05. 推進(Execution & Go-to-Market)
MVP確定後のBizDev連携と、全方位の販促デザイン
MVP(Minimum Viable Product)の要件確定後、開発に向けた全画面の洗い出し・定義と並行して、事業を市場に届けるためのクリエイティブへと越境しました。BtoC向けの販促LPや、福利厚生導入に向けたBtoB営業資料など、各ステークホルダーのニーズに特化した訴求軸でデザインを設計・制作し、全方位からプロジェクトの推進をリードしました。